後悔しない小児矯正の選び方

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低コスト矯正とインビザライン比較

奈良北葛城 こどもの歯ならび相談室 西川歯科医院 院長 西川 弘美(にしかわ ひろみ)

低コストで始められる「キレイライン」などの矯正治療が広がり、さまざまな選択肢がある一方、どのメーカーが適しているのか迷う方も多いでしょう。この記事では、「インビザライン」と「キレイライン」を中心に、マウスピース矯正の違いを詳しく解説し、失敗しない選び方のポイントをご紹介します。


マウスピース矯正とは?仕組みとメリット

マウスピース矯正は透明な素材を用いた矯正装置で、従来のワイヤーやブラケットを使用しない矯正方法です。取り外しが可能で目立ちにくく、食事や歯磨きがしやすいのが特徴です。矯正期間も比較的短く、通院頻度が少なくて済むため、日常生活に支障をきたしにくいのも魅力です。


インビザラインとキレイラインの違い

動かせる歯の数

インビザラインは全体的な歯列矯正が可能で、奥歯まで含むすべての歯の移動ができます。

一方、キレイラインは前歯12本(上下6本ずつ)に限定されており、奥歯の矯正はできません。このため、歯列全体の大きな改善を目指す場合、インビザラインの方が適しています。

スペースの確保方法

キレイラインでは、前歯を削ってスペースを確保することが多く、場合によっては歯を広げてスペースを生み出しますが、口元が突出しやすいデメリットがあります。

インビザラインでは奥歯の後方移動でスペースを確保できるため、前歯を無理に広げる必要がなく、自然な仕上がりを目指せます。


キレイラインが向いているケース

軽度の歯列不正で前歯の簡単な矯正を希望する方や、できるだけ低価格で短期間での矯正を求める方にはキレイラインが向いています。ただし、重度の不正には対応しきれないため、あくまで簡単な矯正を目的とする場合に適しています。


インビザラインが適しているケース

一方で、ほとんど全てのケースに適しているのがインビザライン治療です。

歯並びの状態が中度から重度の場合や、顎のスペースが極端に少ない方にはインビザラインがおすすめです。奥歯も含めて歯を移動できるため、抜歯なしで理想的な歯並びを実現しやすいのが特徴です。

まずは、無料相談でどちらが適用かチェックしてみましょう。


矯正治療の選び方

矯正を成功させるためには、症状に適した治療法を選ぶことが大切です。キレイラインは手軽さや低コストが魅力ですが、歯全体を移動できるインビザラインのような治療は将来的な噛み合わせにも配慮した選択が可能です。両者の違いを理解した上で、歯科医と相談し、自分に最も合った治療法を選びましょう。


よくある質問とその答え

Q1: キレイラインとインビザラインの違いは何ですか?
A1: キレイラインは前歯のみの矯正が中心で、インビザラインは全体的な歯列矯正が可能です。

Q2: 低コストなキレイラインで十分ですか?
A2: 軽度の矯正には向いていますが、中度や重度の矯正にはインビザラインがおすすめです。

Q3: どちらが短期間で治療が終わりますか?
A3: キレイラインは前歯のみの矯正で期間が短い場合が多いですが、ケースにより異なります。

Q4: 通院頻度が少ないのはどちらですか?
A4: どちらも少ない通院で進められますが、症状に合わせて調整が必要です。

Q5: 治療後の仕上がりに差はありますか?
A5: 奥歯を含めて全体の噛み合わせを整えるインビザラインは、より自然な仕上がりを期待できます。

奈良北葛城 西川歯科 マウスピース矯正
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